猫cafeの一日 女子会編2
作者:ヒラマ コウ
登場キャラ
ミー・・・一般的な三毛猫(♀)ルナに日々いじられ、一時期痩せてたけどいつの間にか元のまん丸体型。
ルナ・・・高貴で美しいシャム猫(♀) お店のNO.1でプライドも高い そして嫌味 ミーを弄って面白がってる。
ミントの「おばちゃん」て言葉で最近、小じわが出来た。
ミント・・・可愛いマンチカン(♀) 二重人格、お店のNO.1を虎視眈々と狙っている。
ミーの前では可愛く良い子を演じてるがそれもだんだんと面倒になってる。
キャメロット・・・文学系ペルシャ猫(♀)眼鏡はかけてないのだが、頭の良さからか眼鏡をかけてるように見える
影が少し薄いので、いても気付かれない時がある。
比率:【0:4】
上演時間【40分】
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CAST
ミー:
ルナ:
ミント:
キャメロット:
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BGM:流す時はゆったりした曲推奨
(猫cafe店内)
(お店の一日が終わり、いつもなら、夕飯を食べて各々の時間を過ごすのですが・・・
今日はどうやら違うようです)
ルナ:(20秒程何か好きな歌歌ってください)
ルナ:今日も絶好調ですわ!
ミー:こんな所にいたのね。ねぇ、今夜の準備なんだけど・・・。
ルナ:あら? ミーったらどうしましたの?
ミー:ルナこそこんな所で歌ってないで準備してよ。
ルナ:この高貴で美しい私に、肉体労働をしろとおっしゃいますの?
そ・れ・はどう考えても貴女の担当ですわ?
ミー:どういう意味よ!
ルナ:言葉通りの意味ですわ~! 自分の体型をごらんなさ~い!
ミー:見たわよ。それで?
ルナ:本当、どんだけ鈍感ですの。そんなんだから、ぶくぶく太るのですわ!
ミー:(M)ぶくぶく太るのは、あんたのせいでしょうが!
ミー:ごめ~ん、何が言いたいのか、わからないから教えてくれないかな?
ルナ:私のこの美しいボディーを言葉に表すと、ボン! キュッ! ボ~ンですわよね?
ミー:そうね。
ルナ:ではミー、あなたの体は?
ミー:そりゃあ、見事なボン・ボン・ボンの鏡餅! って、うるさいわ!!!
ルナ:はいこれ。
ミー:何よこれ。
ルナ:蜜柑ですわ。
ミー:見ればわかるわよ! なんで今渡すのよ?
ルナ:それを頭の上に乗せてごらんなさい。
ミー:こう・・・?
ルナ:何処から見ても鏡餅ですわ! そこのカウンターで座ってると良いですわ! お~ほほほほほほほ!
ミー:(M)この年増猫、お餅を口の中に詰めて同じ体型にしてやろうか!!! くやしいいい!!!
ミント:ミーお姉ちゃん、ルナおばちゃん、いつも通りだね。
ルナ:あ~ら、ミントったら、いい加減に綺麗なお姉さんって、言えるようにならなきゃ駄目ですわよ!
ミント:ミントね、嘘は付きたくないの。
ルナ:それはどういう意味かしら?
ミント:言葉通りだよ。お・ば・ちゃん。
ミント:あっ、このやり取りも、あと数年すると変わるのかな?
ルナ:どういう風に変わるのかしら? 私の数年後は、勿論エレガントな美猫ですわよ。
ミント:理想と現実は違うし、時間って残酷だよね。
ルナ:ミントも、その頃には顔にシワが出来たりしますわよ! きっと! お~ほほほほほほほ!
ミント:ルナおばちゃんのシワに比べたら、可愛いものだよ。
ルナ:ミ~ン~ト~!!!
キャメロット:賑やかですね。ルナさん、ミーさん、ミントさん、お待たせしました。
ルナ:キャメロット、遅刻ですわよ。
キャメロット:すみません、ちょっと用事を済ませてました。
ルナ:まったく、時間にルーズな方は嫌われますわよ! 次からは注意するのですわよ!
キャメロット:わかりました・・・。
ミー:これでメンバー揃ったみたいね。
ルナ:そうですわね。各々準備が終わったら、1時間後また此処に集合ですわ。
宜しいですわね? それでは解散!
(1時間後)
ミー:準備完了と・・・。あれ? まだみんな来てないけどどうしたのかしら?
ミント:ミーお姉ちゃん、皆は?
ミー:それが、まだミントしか来てないのよ。
ミント:ルナおばちゃんも、キャメロットお姉ちゃんも何してるんだろう。
ミー:ちょっと私、探してくるからミントは此処で待ってて。
ミント:はーい! ミント、大人しくお留守番してるね!
ミー:偉い偉い! じゃあ、行って来るね。
ミント:行ってらっしゃい!
ミント:(M)さ~て、今夜の女子会どんな感じになるのか楽しみだぜ!
前回は、あのキャメロットが良い感じに、引っ掻き回してくれたから、今夜も期待だな!
ミー:一体どこに居るのかしら? ん? なんか、あっちから声が・・・。
ルナ:やはり、私の歌声は世界一ですわ。
次は、これですわ。オッホン!
(アナと雪の女王、LETITGO~ありのままで~を歌ってください)
ルナ:ありのままの~♪ 姿見せるのよ~♪ ありのままの~♪ 自分になるの~♪
何も怖くない~♪ 風よ吹け~♪ 少しも寒くないわ♪
ミー:(少しも寒くないわの最後あたりから殴る)
ルナ:痛いですわね!!! いきなり何しますの!!!
ミー:それはこちらの台詞よ! 一体此処で何をしてたのかしら?
ルナ:それは・・・、私の歌声は変わらず素敵だから、歌の練習をしてたのですわ。
ミー:へぇ~、他に何かいう事は無い?
ルナ:ありませんわ!
ミー:(再び殴る)
ルナ:痛いじゃないの! 何度も、叩かないでくださいですわ!
ミー:ルナったら、何か忘れて無いかな・・・?
ルナ:忘れてる事・・・。
ミー:私達、今夜、何をしようとしてた?
ルナ:はっ!!!
ミー:どうやら思い出したようね。
さ~て、改めて思い出したところで、何か私にいうことあるかしら?
ルナ:何もありませんわ!
ミー:(今度は蹴る)
ルナ:暴力反対よ! これでは、私が悪い事した感じですわ!
ミー:十分したでしょ!
ルナ:何のことだかさっぱりわかりませんわ!
ミー:(M)この年増猫、何が、私の美声を試してましたのですわ。だ!
お前の、その美声を、さらに枯らしてやろうか!!!
後、お前の辞書に謝るって言葉書き足して、忘れないようにしてやろうか!!!
ルナ:どうかしましたの?
ミー:何でもないわよ・・・。それより、キャメロットを見かけなかった?
ルナ:キャメロットなら、あっちに、ぶつぶつ、何か言いながら、通って行きましたわよ。
ミー:そうなの。じゃあ私は、キャメロット探しに行って来るから、ルナは、ちゃんとミントの所に行って待ってて。
ルナ:わかりましたわ。
ミー:じゃあ、また後でね。
ルナ:(M)キャメロットを探しに行くと言う事は、まだ時間がありますわね。もう一曲くらい歌えますわ!
間
ミント:みんな、遅いな~。
キャメロット:ミントさんだけですか?
ミント:キャメロットお姉ちゃん! それが、ミーお姉ちゃんは、ルナお姉ちゃん探しに行って、戻ってこないの。
キャメロット:ミイラ取りが、ミイラになったのでしょうか?
ミント:多分そんな感じかも。
キャメロット:どうしましょうか?
ミント:ミーお姉ちゃんに、大人しくお留守番しててと言われたから、ミントは此処で待ってようかな。
キャメロット:わかりました。私も此処で皆さんを待ってます。
ミント:うん。
キャメロット:・・・。
ミント:・・・。
ミント:(M)会話が続かねええええええ!!!
考えてみたら、キャメロットと2人になるなんて、なかったんだよな・・・。
またたびで、かなり変貌するのは、この前の女子会でわかって、面白かったんだが
普段のこいつは、まだよくわからないから、どう接していけば良いか、わかんねぇんだよな・・・。
キャメロット:(M)ミントさん、種類はマンチカン。
見た目は可愛いのですが、何かダークなオーラを時々感じる。引き続き観察対象。
ミント:(M)弄りたいのはやまやまなんだが、反応がいまいち薄いと言うか・・・、
あの年増猫みたいに、大げさに反応してくれると弄りがいがあるんだけどな~。
キャメロット:ミントさん。
ミント:な~に? キャメロットお姉ちゃん。
キャメロット:今夜は満月ですね。
ミント:そうだね~。
キャメロット:綺麗ですね。
ミント:うん・・・。
ミント:(M)なんだんだよ!!!
満月は綺麗だが、なんなんだ! 何が言いたいんだ! 誰か助けてくれ~!!!
間
ルナ:愛し合う2人~、幸せの空~、隣どおし、あなたとあたし~さくらんぼ~!!!
ミー:もういっかい!!
ルナ:愛し合う2人~、幸せの空~、隣どおし、あなたとあたし~さくらんぼ~!!!
ミー:もういっかい!! ・・・じゃないわよ!!! 何やってるのよ!!!
ルナ:ミーも、ノリノリだったじゃない。
ミー:流れでつい・・・。そんな事はどうでも良いの! なんでまだ歌ってるのよ!!!
ルナ:ミーが戻って来るまで、時間を有効活用してただけですわ。
それより、キャメロットは見つかったのかしら?
ミー:それが、裏庭も見てきたのだけど、いなかったのよ。
ルナ:時間も経ってますし、集合場所にいるかもしれませんわ。行きますわよ、ミー。
ミー:ちょっと待ちなさいよ。まだ言いたいことは沢山・・・。
ルナ:後で聞きますわ~。
間
ミント:ミーお姉ちゃん、お帰り。どうしたの? そんな疲れた顔して?
ミー:色々あってね・・・。ミントも、なんか疲れた顔してるけど、どうかしたの?
ミント:ちょっと、待ちくたびれただけだよ。
ミー:そっか、ごめんね。ほら、ルナ、早く進行して。
ルナ:言われなくても、そうしますわ。
ルナ:オッホン! ごめ~ん、みんな~、またまた遅れちゃった~。
でね~、聞いて聞いて~!なんで遅れたかというと~、
前回、私ナンパされたじゃな~い? 実は~、またイケてる男子にナンパされちゃって~、
今度は、お茶でもどう~? って聞かれたのよね~。
でも~、私、みんな、待たせてるのわかってたし~、
一生懸命~、断ろうとしたの~。だけど~、その男子ったら、すっごく強引で~、
ほら~、私って~、強引な男に弱いじゃな~い?
だから~、ついその男子の誘いに乗って、カラオケとお茶してきちゃった~!
LINEも交換したし~、ついに彼氏ゲットの予感って感じ~!
えっ? 遅れてきたお詫び~? ごめ~ん、その男子に夢中で忘れて来ちゃった~!
ミー:(M)いるわよね・・・。言わなければ良いのに、正直に言っちゃうタイプ。
ミント:(M)おいおい、この猫、前回に続いて、また気でもふれたのか? でも、こういう性格の女子って、
ごめ~んって言ってながら、全然反省しないで、また同じこと繰り返すんだよな~。
キャメロット:(M)本日の気温やや低め。店内、寒さを少し感じるけど、エアコンがある為、適温。
よって、このルナさんの突然の豹変は前回に続き理解不能。
ミー:・・・。
ミント:おばちゃん、頭どうかしたの?
キャメロット:まるで別人のようです。また悪い物でも食べたのでしょうか。
ミー:ねぇルナ、一度病院に行った方が?
ルナ:違いますわ!!! 前に、外へ行った時に、見かけた人間の女性が、
また、あのような言葉をカフェで話てるのを、見かけましたのですわ。
それで、前回の女子会も好評でしたし、第2回女子会を開催しようと思ったのですわ!
ミー:要するに、さっきのは、またその人間の真似をしたって事ね。
ルナ:その通りですわ。皆さんに伝えるために、この高貴で美しい私が、身を削って演じたのですわ。
それでは、改めて始めさせていただきますわ。今夜も男子共は、既に夢の中。
普段話せないような事を、女子だけで話し合って、今夜も盛り上がりますわよ!
その為に、今回もこの高級カルカンと高級またたびですわ! 皆さんの手元にいきましたわね?
大丈夫なようですわね。それでは、第2回女子会開催ですわ~!
ミント:おー!!!
ミー:それで、何から話してく?
ルナ:そうですわね~。まずは、こう言う時間に、ルーズな女子については、いかがかしら?
ミー:良いわね。私は時間にルーズな人って苦手。遅れるならちゃんと前もって言って欲しい。
ルナ:ミーの言う通りだと思いますわ。約束した時間に、送れるなんて、相手に失礼ですわ!
ミー:(M)どの面下げて言ってんだ? お前がさっき私にしてた事、よーく、胸に手を当てて、考えんか~い!
ルナ:キャメロットの意見は、どうかしら?
キャメロット:時間にルーズな人は私も苦手です。
いつも遅れてるのであれば、少し時間に余裕を持って行動するのが良いと思います。
ミー:(M)キャメロット、良く言った! この年増猫に、もしかして、私もこんな感じなのかしら? と、気づかせてやれ!
ルナ:時間に余裕を持って、行動するの大事ですわよね。
でも、こういう風な、突然の出来事に対しては、どうしますの?
キャメロット:まずは連絡でしょうか。そして素直に謝るのが大事だと思います。
待ってる方の中には、何かあったんじゃないかと、心配する方もいると思いますので。
ルナ:連絡は大事ですわよね。仕事をする中でも、報告、連絡、相談は、必要不可欠ですわ。
ミントの意見はどうかしら?
ミント:うんとね~、さっきから聞いてると、身近にいるような気がしたんだ。
ルナ:私達の中にいるって事ですの? 信じられませんわ。
ミント:そんな気がしたんだけど、ミントの気のせいかな?
ルナ:ありえませんわ! それはミントの気のせいに、決まってますわ!
ミー:(M)おいおい、お前のその自信は、一体何処から湧いて出てんのよ!
いい加減に、自分の事だって気付いても、バチ当たらないわよ!)
ミント:(M)この年増猫、薄々気付いてはいたんだが、これで確信できたぜ・・・。自分の事だって微塵も気付いてねえんだな。
もっと弄って、気付かせるのも楽しそうだが、ミーが悶絶してるのを見るのも楽しいし、様子見だな。
キャメロット:(M)何か言いたそうな顔のミーさん、それを横から見て、にやにやしているミントさん、
これらから推測するに、ルナさんに何か問題がある可能性大。結論まで導けないので、観察を続行。
ルナ:(M)みんな黙って何かあったのかしら? でも本当にいるのですわね。時間にルーズな方って。
この高貴で美しい、私を見習って欲しいものですわ。
ルナ:それじゃあ、もし時間にルーズな方を見かけた場合、何かそれを気づかせる方法は無いかしら?
ミー:気付かせる方法か~。やっぱり、ちゃんと伝えるのが一番じゃない?
ルナ:ミーったら甘いわよ! 一筋縄で、いかない時も考えなきゃ駄目ですわ!
ミー:それもそうね、ごめんなさい!
ミー:(M)あ~! 今すぐ、こいつの頭、殴ってやりた~い! でも、我慢よ! 私の手! 我慢我慢・・・!
ルナ:ミントは、何か良いアイディアは無いかしら?
ミント:うんとね~、強引な手を使うとか?
ルナ:強引な手?
ミント:(M)ルナおばちゃん、後ろ後ろ!
まさにその強引な手を、今か今かと、使いたくてうずうずしてる、ミーお姉ちゃんがいるよ~。
あの我慢してる表情たまんね~!
もっと、ミーお姉ちゃんの地雷を踏んで行ってね! ルナおばちゃん! あはははは!
ルナ:具体的には、どう言う手ですの?
ミント:それは、ミーお姉ちゃんの方が詳しいと思うよ。ねぇ、ミーお姉ちゃん!
ミー:え!? 私!? ・・・あ~ミントが言いたいのは、相手を強制的に連れてきたり、叩いたりとかって事かな?
キャメロット:私は、暴力は反対です。ちゃんと話あえば、相手もわかってくれると思います。
ミー:(M)それが出来たら、こんな苦労はしないのよ! キャメロットも見てるし、あ~!!! 叩くに叩けな~い!
ミント:(M)ナイスだぜ! キャメロット!
あらあら、ミーお姉ちゃんたら、反対されて、叩くに叩けなくて、余計に顔が・・・。あははは!
ルナ:暴力で解決するのは、私も賛成しかねますわ。
よって、キャメロットの意見の、ちゃんと話し合うに決定ですわ。良いですわね。
ミント:は~い!
キャメロット:わかりました。
ミー:うん・・・。努力するわ・・・。
ルナ:続いてのテーマだけど、私から1つ悩みがありますわ。聞いてくださるかしら?
ミント:どんな悩み?
ルナ:それは・・・、お店に最近増えた、鼠の事ですわ!
あのエレガントとは、かけ離れた姿を見るだけで、ぞっとしますわ!
ミー:確かに、最近増えたわよね。
キャメロット:店員さんも、色々対策はしてるようですが、増える一方と聞きました。
ルナ:そこで。私達で、この際、退治しようと思うのだけど、いかがかしら?
ミー:私達だけでって事? バロンやレオン、それに、他のオスに頼んだ方が?
ルナ:そんなの論外ですわ! 普段からのほほんとした、あのオス共が、
店員にも、捕まえれない鼠を、捕えれると思ってますのかしら?
ミー:あ~・・・、言われてみれば・・・、無理ね・・・。
キャメロット:私達と、同じネコ科であるライオンは、オスではなく、メスが狩りをするって聞いた事があります。
ルナ:ええ! その通りですわ! だから私達なら、鼠も捕まえれるかもしれませんわ!
ミー:それじゃあ、どんな作戦にする?
ルナ:そうですわね・・・、鼠はチーズが好き見たいですし、チーズを巣の入り口に置いておいて、
出てきたところを、罠で一網打尽は、どうかしら?
ミー:それなら上手くいくかもね。
ミント:(M)おいおい・・・。これって、お店で流れてたアニメで、観た事あるような展開だけど、大丈夫か?
ルナ:早速、実行に移しますわよ。私は、チーズを探してきますわ。
ミー:わかった。お願いね。
キャメロット:上手くいくと良いですね。
ミー:そうね。
ミント:あのね、ミーお姉ちゃん。
ミー:どうしたの?ミント
ミント:この作戦は・・・。
ルナ:お待たせしましたわ。チーズと、鼠を捕獲するための罠を持ってきましたわ。早速、しかけに行きますわよ。
間
ルナ:これで準備完了ですわね。そこに隠れて、出てくるのを様子見ですわ。
ミー:ええ。
ミント:(M)上手くいくのか心配だが取りあえず様子見だな・・・。
間
ルナ:早速、出て来ましたわ。鼠って、話とは違って単純ですわね。
ミー:そうね、早く罠に、かかってしまいなさい。
間
ルナ:おかしいですわ・・・。チーズは持ってかれたけど、罠は作動しなかったなんて・・・?
ミー、ちょっと見て来てくださいですわ。
ミー:え? 大丈夫なの?
ルナ:壊れてるみたいですし、大丈夫ですわ。はい、新しいチーズですわ。
ミー:仕方ないわね。ちょっと行って来る。
ミント:ねぇ、ルナおばちゃん。
ルナ:何かしら? ミント?
ミント:こういう展開のアニメって、観た事、無い?
ルナ:アニメ? 観た事ないと思うけど、忘れましたわ。
ミント:そうなんだ・・・。
間
ミー:鼠は出てきてないと・・・。よし、今のうちに・・・、チーズをセットと・・・。
それにしても、肝心な時に壊れてるなんて、役立たずね。
ルナ:ミーは、チーズをセットしたようですわね。
ミント:そうだね。
ミー:さてと、ルナ達のところに戻りますか。ん・・・? 何か後ろに気配が・・・。
えっ鼠!? ちょっと!? そこに立って何する気・・・? 危ないから止めて! ちょっと! 聞いてるの!?
SE:鼠取りの作動する音(手で鼠取りの音、する場合はミー役の人、ご自身のタイミングでお願いします)
ミー:みぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!!!
尻尾があああああああああああああああ!!!
痛痛痛痛痛痛!!! ちょっと、これ外して~~!!!
ルナ:先程の発言、訂正しますわ。鼠は、話通り、賢いですわね。
ミント:うん・・・、ずる賢くて危険だね。
ミント:(M)アニメで見たような展開に、やっぱりなったか・・・。鼠、恐るべしだな・・・。
キャメロット:(M)ミーさん、罠に尻尾を挟まれて悶絶中、鼠の頭脳は想像よりずっと優れている。よって引き続き観察。
ミー:ちょっと、そこの2馬鹿!!!
そんな所で、冷静に判断してないで、早く助けなさいよ!!! これ、本当に痛いのよ!!!
ルナ:2馬鹿・・・。
ミントが馬鹿なのはわかるけど、私まで含むなんて、心外ですわ!!!
ミント:それは、こっちのセリフ! おばあちゃんと一緒にされたくない!
ルナ:どさくさに紛れて、おばあちゃん言ったの、聴こえましたわ!
ミント:おばあちゃんたら、耳はまだ悪くないんだね!
ルナ:なんですってええええ!!!
ミント:何よおおおおおお!!!
ミー:どっちでも良いから、早く助けてえええええええええ!!!
キャメロット:(M)ミーさん、痛みで私の存在を忘れてる様子。
しかし、私の力では、ミーさんは助けれない。よって引き続き観察。
ルナ:一時休戦ですわ・・・。ミント、助けてあげなさい。
ミント:え~、ミーお姉ちゃん、暴れまわって危険だし・・・。
ルナ:それも・・・、そうなのですわよね・・・。
ミー:この・・・、薄情者供めえええええええええええええええええええ!!!
(なんとか罠は外すことが出来たミー)
ミー:はぁ、はぁ・・・。やっと・・・外れた・・・・。ねぇ、私のしっぽ、ちゃんとある? 千切れてない?
ルナ:ちゃんとありますわ。災難でしたわね。
ミー:そう思うなら、早く助けなさいよ!!!
ルナ:だって~、怪我したくないし、巻き込まれるのは嫌ですわ!
ミー:結局、チーズも取られたし、どうするのよ!
ルナ:まだチーズはありますし、リベンジ・・・。
ミー:それだけは、絶対に嫌!!!
ルナ:怒るとシワ、増えますわよ。
ミー:誰のせいよ!!!
ミント:ねぇ、ねぇ。
ミー:何よ! ミント!
ミント:うんとね~、鼠が沢山、出てきたよ。
ミー:え? どういう事?
ルナ:あ~ら、本当ですわ。ひー、ふー、みー、ざっと100匹以上は、いますわね・・・。キャメロット、理由は、わかるかしら?
キャメロット:理由はわかりませんが、何か私達に、伝えようとしてるのでは、ないでしょうか?
ミント:あっ、何かおのおの、動きはじめたよ。
ルナ:何をしてるのかしら?
ミー:あんなに沢山いるなんて、1匹ずつじゃ、気が遠くなるじゃないのよ・・・。
ミント:今度は、鼠達が一斉に止まったけど・・・、なんだろう?
ルナ:何かしら・・・? ここからじゃ良く見えませんわね。
ミー、そこの上から見てくださいですわ。
ミー:また私・・・。仕方ないな・・・。
・・・んっしょっと・・・。何々、えっと・・・、ま・ぬ・け・な・ね・こ。
ミー:・・・。そう・・・、そう来るんだ・・・。
たかが、鼠の分際で・・・、こうなれば、八つ裂きじゃぁぁぁぁ!
この、鼠供めえええええええええええ!!!
間
ミント:ミーお姉ちゃん、突進して行ったけど、どうする?
ルナ:待機ですわ。ミント、加勢しに行って、あなたも、ああなりたいかしら・・・?
ミント:いや・・・、勘弁かな~・・・。
ルナ:ミーが・・・、無事に、生還するのを祈りますわ・・・。
キャメロット:(M)ミーさん大参事・・・。
助けに行きたい所ですが、暴れまわってて危険。
巻き込まれたら、大怪我の恐れあり。結論、黙視。
ミー:痛痛痛痛痛!!! どこ、噛んでるのよ!!!
いや、そこは、止めて!!! あはははは!!!! くすぐったい!!!死んじゃう!!!
あはははははは!!! 痛痛痛痛痛!!!!
私が悪かったわよ~!!!! だから、もう、止めてえええええええええええええええええ!!!
ルナ:・・・まさに阿鼻叫喚ですわね・・・。
ミント:だね・・・。
間
ルナ:おかえりですわ。・・・見事に、ボロボロですわね。
ミー:あいつら・・・、噛んだり、くすぐったり、ひっぱったり、散々おもちゃにしたあげく・・・、
飽きたら・・・ポイって・・・。鬼よ・・・。
ミント:ミーお姉ちゃん、本当、新年から散々だね。
それはそうと、次の作戦なんだけど・・・。
ミー:嫌!!!! もう作戦はこりごり!!!! 勘弁してええええええええ!!
ルナ:ミーったら、鼠恐怖症にならない事を祈りますわ・・・。
間
ルナ:ミー、落ち着いたかしら?
ミー:なんとかね・・・。
ルナ:オッホン! 鼠への対策は・・・、暫く保留にしますわ!
ミント:思ったより、鼠さん強かったね。
ルナ:予想外の力と、頭脳でしたわね。今後の作戦は、慎重に行いますわ。
それじゃあ次のテーマに行きますわよ。
そうね、あれから結構経つけど、恋の進展は、みんなどうかしら?
ミー:う~ん、バロンとは、特に進展なしかな。
もうそろそろ、次に行っても良いと思うんだけど・・・。
ルナ:次って、何かしら?
ミー:それは・・・。もう~、恥ずかしくて言えな~い!
ルナ:キャメロットは、どうかしら?
キャメロット:気になってる殿方は~います! けど、私の魅力に気づいてくれないんです~!
ルナ:(M)そろそろだとは思ってたけど、始まったようですわね。
ルナ:そのオスとは、何処までいったのかしら?
キャメロット:何処までって~、まだ声も、かけた事ないです~!
ルナ:それじゃあ、気付きようが無いですわね・・・。
キャメロット:私、決めました! その殿方に、告白します!
ミー:キャメロットったら大胆! フラれたりとか、怖くないの?
キャメロット:ミーさんみたいに、体型が悪いわけでも無いですし~、フラれたりなんか~、しませんよ~。
ミー:あはははは! 私みたいにか・・・!
ミー:(M)さっきの誓い破っていいかしら? 今、物凄く、叩きた~い!!!!
ルナ:そのオスは、どんな感じですの?
キャメロット:容姿は端麗で、毛並みも綺麗で、頼りがいがあるのも、素敵です~!
ルナ:容姿は端麗で、毛並みも綺麗で、頼りがいが・・・。
そんなオス、此処に、いたかしら?
ミー:ねぇ、キャメロット。毛並みの色とかは?
キャメロット:白と黒のマーブル模様で~、しぐさとかも、可愛いんです~。
ルナ:(M)何処かで聞いたような特徴ですわね・・・。
ミント:(M)おいおい、これはまさかの展開か・・・。
キャメロット:・・・ただ一つ残念なのが~、その方には、恋人がいるんです~。
ルナ:それは・・・、不毛な愛ですわね・・・。
ミー:流石に、修羅場になると大変よ~。
キャメロット:そんなの平気で~す!
私は~、そのメスに、スタイルでは、負けて無いと思うんです~。
第一、そのメスと違って、我儘じゃないですし、迷惑もかけたりしませ~ん!
ルナ:(M)可笑しいですわね・・・。何か、無性にムカついて来ましたわ・・・!
ミント:(M)おいおい、予感的中か!? キャメロットの好きな相手って・・・。
ミー:(M)凄くあてはまりそうなメスは、よ~く知ってるけど、他人の空似って事もありそうだし、黙っておこうと・・・。
ルナ:ねぇ~、キャメロット。もし仮に・・・本当に仮にですわよ!
相手が、そのメスより、キャメロットを選んだとして、その元恋人と、修羅場になったらどうしますの?
キャメロット:真実の愛には~、困難はつきものです~、勿論、戦います~!
ルナ:キャメロットったら、随分と! 意志が堅いのですわね!
そのメス猫もその時は、容赦なく、そう、それはもう~! 容赦な~く!
ギッタンギッタンにして、貴女が諦めるまで・・・、戦うと思うけど、せいぜい、その時は、頑張りなさいですわ~!
キャメロット:当たり前です~! 私もそのメス猫に、負ける気はありません~!
ミー:(M)キャメロットのマタタビ癖は、本当厄介ね・・・。私も、気を付けようっと・・・。
ミント:(M)今回の女子会も、色々楽しめたぜ!
キャメロットの恋の相手は今頃、クシャミ連発だろうな!
何にしても、これからが、楽しみだぜ~!
ルナ:キャメロットも、だいぶ手が付けれない程に、酔ってますし・・・、
第2回女子会はこの辺でお開きにしますわ!
本当~! 明日から、楽しみで仕方ないですわ!!! お~っほほほほほほ!!!!!
(翌朝 猫cafe店内)
ルナ:(M)今朝のレオンは、いつも通りでしたし、やはり、ただの気のせいですわね・・・。
ミント:ルナおばちゃん、おはよう!
ルナ:ミント、今日も元気ですわね。
ミント:何だか、元気、無いね。
ルナ:流石に、昨日は騒ぎすぎましたわ・・・。
ミント:ルナおばちゃんも、だいぶ年なんだね!
ルナ:・・・。
ミント:あれ? 今朝は怒ったり、追っかけたりしないの?
ルナ:悪いけど・・・、そんな気力、ありませんわ・・・。
キャメロット:ルナさん、ミントさん、おはようございます。
ルナ:キャメロット、おはようですわ。・・・ねぇ、キャメロット・・・。昨夜の事、何か覚えてますかしら?
キャメロット:鼠対策あたりまでは、覚えてるのですが、その後は覚えてません・・・。
ルナ:そう。それなら、良いですわ・・・。
キャメロット:あの~、私・・・、また、何かやらかしたのでしょうか・・・?
ルナ:・・・いいえ~。昨夜は・・・、普通に、楽しんでいただけですわ。
キャメロット:返答まで、変な間が、少しあったような気がするのですが・・・。
ルナ:気のせいですわ。それより、ミーは、まだ起きて無いのかしら・・・?
ミント:ミーお姉ちゃんなら、あそこだよ。
ルナ:本当・・・、朝から災難ですわね・・・。
ミント:だね~。
ミー:いやああああ! 昨夜の鼠達が、また来たああああああああああああ!!!
お願いだから、もう許してええええええええええええ!!!
こんな朝の始まりなんて、嫌だあああああああああああああ!!!
終わり
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