猫cafeの一日 女子会編

 

 

 

作者:ヒラマ コウ

 

 

登場キャラ

 

 

ミー・・・一般的な三毛猫(♀)ルナに日々いじられ、一時期痩せてたけどいつの間にか元のまん丸体型。  

 

ルナ・・・高貴で美しいシャム猫(♀) お店のNO.1でプライドも高い そして嫌味 ミーを弄って面白がってる。

                   ミントの「おばちゃん」て言葉で最近、小じわが出来た。

 

ミント・・・可愛いマンチカン(♀) 二重人格、お店のNO.1を虎視眈々と狙っている。

                 ミーの前では可愛く良い子を演じてるがそれもだんだんと面倒になってる。

 

 

キャメロット・・・文学系ペルシャ猫(♀)眼鏡はかけてないのだが、頭の良さからか眼鏡をかけてるように見える

                    影が少し薄いので、いても気付かれない時がある。

 

 

 

 

 

比率:【0:4】

 

上演時間【40分】

 

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CAST

 

ミー:

 

ルナ:

 

ミント:

 

キャメロット:

 

 

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                                    BGM:流す時はゆったりした曲推奨

 

 

 

 

猫cafe店内

 

 

お店の一日が終わり、いつもなら、夕飯を食べて各々の時間を過ごすのですが・・・

今日はどうやら違うようです。

 

 

※()はミー、ルナ、ミント、キャメロットの心の声です。

 

 

 

 

 

 

ルナ:早く準備を始めますわよ。手始めにミー、これと、これと、これとこれ、そうね、ついでにこれも運んで頂戴ですわ。

 

ミー:ちょっと~、こんなに一度に持っていけないってばー。

 

ルナ:その大きな口があるじゃないの~。咥えて持っていきなさい。

 

ミー:仕方ない・・・。やれば良いんでしょやれば・・・。(荷物の1つを咥える)

 

ルナ:流石ですわ~。私(わたくし)なんか、そんな下品な事は絶対に出来ませんわ。

 

ミー:(あんたが咥えろ言ったから咥えたんでしょう!この全部の荷物、あんたの口に無理やり突っ込んだろうか!)

 

ルナ:それにミーと違って口もこんなに小さいですし~。

 

ミー:(そのご自慢の小さな口、引き裂いてやりた~い!)

 

ルナ:あら~?どうしたのミー、何か言いたそうな顔して~。

 

ミー:んーんーんーんーーんーー!!!

 

ルナ:何言ってるのかさっぱりですわ~。それ運び終わったらこれもお願いしますわ~。

 

ミー:(これだけでおわらないのかい!!!)

 

ルナ:本当、準備は疲れますわね~。

 

ミー:(お前はただ指示してるだけだろうが!!!)

 

ミント:騒々しいけど何かあるの?おばちゃん。

 

ルナ:あ~ら、ミント、今何て言ったのかしら~?

 

ミント:おばちゃん、老化現象で耳まで悪くなったの?もう一度大きな声で言うね。お・ば・ちゃ・ん!

 

 

ルナ:ミントったら偉いですわね~。わざわざ!大きな声で言ってくれたのですわね。じゃあ~、お・ねえ・ちゃ・んが、

   何かご褒美あげるから、そこで少し待っててくれますかしら?

 

 

ミント:(うわ~、この年増猫の負のオーラが増大してるぜ~。やはり、「おばちゃん」は効果てき面だな!これは捕まったら、

     どんな酷い目にあわされるかわかないからとんずらだぜ!)

 

 

ミント:おばちゃん、おとぎ話に出てくる鬼婆みた~い!にっげろー!

 

ルナ:おおおおおお、鬼婆あああああああですって!!!!

 

ミント:怒ると、最近更に増えた小・じ・わ、が、もっともっと増えるよ~!!!(少し離れた所から)

 

ルナ:ミント!!!待て!ごらあああああああああ!!!!

 

 

ミー:あ~あ、ルナったら完全にキレて普段の上品な言葉遣いも忘れちゃってる・・・。

 

 

キャメロット:このような場合は、まず一度お互い冷静になってから、話合うのが得策だと私は思います。

 

ミー:きゃああああ!!!!キャメロット!!!いつの間に後ろにいたの?

 

キャメロット:ミーさんがルナさんに運ぶ荷物を咥えてと頼まれたあたりからですので、5分前くらいでしょうか。

 

ミー:そうだったの~。

 

 

 

 

ミーN:新しい猫がいるじゃないって?えっと~、この子はキャメロット、私とバロン、ルナとレオンが結ばれてから

    数か月が経って、新たにこのお店に入ってきたのだけど、なんか影が薄くて・・・

    いる事に気づかない時が多いのよね・・・。

    だからこうやって声がいきなり後ろからすると、驚いちゃうのが難点だったりするの・・・。

    以上、説明終わり。

 

 

 

キャメロット:そんな事よりミーさん、今夜はこれから何かあるのですか?

 

ミー:あれ?聞いてない?今夜は女子会をするのよ。

 

キャメロット:初耳ですが、その女子会とは何をするのですか?

 

ミー:まぁ~早い話が、女子だけでストレス発散や、本音トークや、男子の前では言えない下ネタなどを言って、盛り上がる感じよ。

 

キャメロット:興味深いですね。世間一般的な女子がどのようなトークをしてるのか知りたいので、私も参加させていただきます。

 

ミー:オッケー、じゃあ準備を手伝ってくれるかしら?

 

キャメロット:わかりました。その重たそうな荷物を運べば良いですか?

 

ミー:お願いね。

 

ミー:(まだどんな子かわからないから、この女子会は、この子を知る良い機会なのかもしれないわね。)

 

 

 

 

 

キャメロット:(ミーさん、一般的なタイプでややコレステロール多め、ダイエットが必要。ルナさん、

        綺麗な毛並みや美声ですが性格に難あり、改善の余地あり。

        ミントさん、子猫の割には大人びた発言で周囲を驚かしたり、謎が多い。

        まだまだこのお店のデーターが少ないから情報収集を最優先と考える。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャメロット:終わりました。

 

ミー:え?もう?随分早いわね!

 

キャメロット:私の計算式を使えば、このような荷物は素早く簡単に運べます。他の手伝いが無ければ戻りますが?

 

ミー:そうね。後はルナとミントが戻ってきたら始めるから、そこらへんで休んでて良いわよ。

 

キャメロット:わかりました。

 

 

ミー:(真面目すぎるというか、なんか苦手なタイプなのよね~。でも準備も早く終わったし、よしとするか。

    それにしても、ルナとミント、何処まで行ったんだろう・・・。)

 

 

 

 

 

 

 

 

ミント:ただいま~。お姉ちゃん!

 

ミー:おかえり~。あれ?ルナは?

 

ミント:ルナお姉ちゃんなら、あっちで、バッタンキューしてるよ!

 

ミー:え?仕方ないわね。連れてくるから、ミントはここで待ってて。

 

ミント:はーい!

 

 

ミント:(流石に年には勝てないのか、だんだんとスローダウンしてダウンか~。私に追いつくなんて、100年早いって~の!

     あはははは!!!)

 

 

 

 

 

 

 

ミー:いたいた。ちょっとルナ、そんな所で休んでないで、早くこっちに来てよ。

 

ルナ:ちょっと休ませてくださいですわ・・・。

 

ミー:まったく~、どれだけ追いかけ回したのよ?

 

ルナ:裏庭に追い込んだのは良いのだけど、ミントが素早くて裏庭を10周くらいしましたわ・・・。

 

ミー:(ため息)それだけ走っても、ミントに追いつけなかったと・・・。

 

ルナ:後少しと言う所で、スピードあげて逃げてきて・・・それの繰り返しでしたわ・・・。

 

ミー:あんたもこうなる前に学習しなさいよ。

 

ルナ:わかってますけど、捕まえて今までの怨みの数々を、はらそうとしただけですわ・・・!!!

 

ミー:怨みはらすどころか、バッタンキューしてるじゃない。

 

ルナ:本当ムカつくガキですわ・・・。いつか覚えてなさいですわ・・・!!!

 

ミー:ほら、さっさと立ちなさい。主催者のあんたがいないと、始まらないんだから。

 

ルナ:わかりましたわ・・・。よっこいしょ!(立ち上がる時につい声が出る)

 

ミー:ちょっと~、ルナ、それはいくらなんでも。

 

 

ルナ:貴女も私の年齢になれば気持ちがわかりますわよ・・・。それより、この事みんなにばらしたら

   タダじゃ起きませんわよ!

 

 

ミー:誰にも言わないわよ~!

 

ルナ:なら良いですわ。さて、参りますわよ。

 

ミー:ええ。

 

 

 

 

 

 

 

 

キャメロット:遅いですね。

 

ミント:身支度に時間かかってるんじゃない?

 

キャメロット:あっ、戻って来たようです。

 

ミー:お待たせ。ほら、ルナ、今回の女子会の説明して。

 

 

 

 

ルナ:オッホン! ごめ~ん、みんな~、彼氏との長電話と~、今日の女子会~、何着てくか迷ってて~、遅れちゃった~。

   でね~、向かう途中で~、ナンパされて、LINE交換してたら~付き合わないか~ってその男子に言われて~

   付き合ってる人いるっていったら友達からでも~とかその男子しつこくってさ~。

   だけど、私もまだまだイケてるって証拠だよね~。

   あっ?これ~。手作りのクッキーだけど~、遅れたお詫び~。

 

 

 

 

ミー:(え?ルナ、どうしたの?笑顔がなんか怖い・・・。)

 

ミント:(おいおい、この猫、気でもふれたのか?でもこういう性格の人間の女子っているけど、苦手なんだよな~。)

 

 

 

キャメロット:(本日の気温やや高め。店内、暑さを少し感じるけどエアコンがある為、適温。よって、このルナさんの突然の

        豹変は理解不能。)

 

 

ミー:・・・。

 

ミント:おばちゃん、暑さでとうとう壊れたのかな?

 

キャメロット:まるで別人のようです。悪い物でも食べたのでしょうか。

 

ミー:ルナ、熱でもあるの?

 

 

ルナ:違いますわ!!!前に外に行った時に見かけた人間の女性が、あのような言葉をカフェで話てるのを、見かけましたのですわ。

   それで、女子会をやってみたくなったのですわ。

 

 

ミー:要するに、さっきのはその人間の真似をしたって事ね。

 

 

 

 

ルナ:その通りですわ。皆さんに伝えるために、この高貴で美しい私が、身を削って演じたのですわ。

   それでは、改めて始めさせていただきますわ。今夜は男子共は既に夢の中。

   普段話せないような事を、女子だけで話し合って、今夜は盛り上がりますわよ!

   その為に、まずは~、この高級カルカンと高級またたびですわ!皆さんの手元にいきましたわね?

   大丈夫なようですわね。それでは、女子会開催ですわ~!

 

 

 

ミント:おー!!!

 

ミー:それで、どんなテーマをまず話すの?

 

ルナ:そうですわね~。まずはこの仕事についてかしら。

 

 

 

ミー:仕事か~。じゃあ、みんな悩み聞いて。この前指名された時なんだけど、男性のお客様で

   やたらと私のお腹を撫でようとしてきたの。私が嫌だってお腹隠してても、ゴロンってさせて

   また撫でようとしてきて、お客様だから噛んだり、引っ掻く事も出来ないし辛かった・・・。

 

 

 

ルナ:いますわよね。こっちが嫌がってても、嫌も嫌も好きのうちと、しつこくしてくる男性。

   嫌がると余計にエスカレートしますし、立派なセクハラですわよね。

 

 

ミント:ミントはお腹撫でられるの好きだよ。

 

ルナ:ミントはまだ小さいから、それで良いのですわ。私達は出てる所は出てますから、色々困るのですわ~。

 

ミント:そうなんだ~。

 

ミント:(何気に自分達のスタイル自慢かよ!くそ~、大人になるまでの我慢我慢・・・。)

 

キャメロット:お客様とは言え殿方ですので、ここはやはり店員さんに話して、余計なお触りを禁止してもらうのはいかがでしょう?

 

ミー:話してと言っても、店員さん気付いてくれるかな?

 

キャメロット:いつも以上に不快なのを、オーバーリアクションで伝えたらどうでしょうか?

 

ミー:あ~、それなら店員さんも、嫌な事されてるって気づくわね。

 

キャメロット:そういうお客様が来るたびに、そのように行動すれば、店員さんもお店のルールとして、加えてくれると思います。

 

ミー:そうね。その手で行きましょう。

 

 

ルナ:じゃあ、今後そういうお客様が来たら、オーバーリアクションで嫌がってる事を店員に伝える。

   早速みんなで、明日から実践ですわ。

 

 

ミント:はーい。

 

キャメロット:わかりました。

 

ミー:ええ。

 

ルナ:他に悩みとかある方はいますかしら?

 

ミント:はいはいはい!はーい!!!

 

ルナ:(このはーい!!!は何か嫌な予感もしますけど、致し方ありませんわ・・・。)

 

ルナ:ミント、話して。

 

ミント:う~んと~、ミントの悩みはね~、どうやったら~、このお店のNO.1になれるかだよ!

 

ルナ:(嫌な予感的中ですわ!)

 

 

ミント:ミントね、早くこのお店のNO.1になって、他の猫共を従わせて、女王様気分味わいたいんだけど、

    どうしたらそうなるかな?

 

 

ミー:従わす?女王様?

 

ミント:ほら~、ミントって将来有望だから、お店のアイドルになれると思うんだ。

 

ミー:(ミントちゃんって、こんな子だったけ?なんか初めてあった時と、印象が違うけど、女子会だからかな~。)

 

 

ルナ:そうですわね~。そうなりたいのなら、お客様からの指名やファン獲得。それに、他の猫達や店員からの信頼も

   必要かしら。それと、エレガントさも大事ですわ。後は~、足の長さも大事だと思いますわ~。

 

 

ミント:へぇ~、何だか色々あるけど、ミント早くそうなるように頑張る!!!

 

ルナ:ええ、そうしなさい。

 

ルナ:(なれるものならなってみなさい!まだまだこのお店NO.1は譲りませんわよ~!!!お~ほほほほほほほ!)

 

 

ミント:(この年増の小じわ猫!!!もっともらしい事言った後に一番気にしてる部分を付けたしやがって~。

     この短い脚がチャームポイントの1つだっての将来絶対に思い知らせてやるからな~!!!)

 

 

ルナ:キャメロットは何かあるかしら?

 

 

キャメロット:それでは一つ悩みを話します。お客様が遊んで下さる時なのですが、猫じゃらしを使われる時はやはり楽しくない時でも

       オーバーに反応した方が良いでしょうか?

 

 

ルナ:そうですわね~、私達はこのお店のアイドル。従って、お客様を喜ばせる為に、時には演技も必要だと思いますわ。

 

ミント:ねこじゃらしを、ただ振り回してるお客様とかいるけど、それだけじゃつまらないよね~。

 

ミー:そうかな~?私は、猫じゃらしをお客様が使って遊んでくれると、自然と体が動いてワクワクするけどな。

 

ミント:(単純)

 

ルナ:(単純ですわね)

 

キャメロット:(ミーさんは単純なタイプ メモメモ)

 

キャメロット:演技に関しては、私はよくわかりませんので、お客様のねこじゃらしの動きを上手く誘導してみます。

 

 

ルナ:それが良いと思いますわ。仕事の話はここまで。次は~、そうですわね~、恋バナなどいかがかしら?

   手始めに、ミーは最近バロンとどうなのかしら?

 

 

ミー:う~ん、これと言って進展ないかな~。本当、清いお付き合いって感じ~。

 

ルナ:バロンって、子供っぽい所がありますから、大人のオス特有のリードする感じが、無いのですわよね。

 

 

 

ミー:そうなのよね。バロンはバロンらしくで良いと思うのだけど、

   時には、ガンガンとアプローチしてきて欲しい時も、やっぱりあるかな。

   その点、レオンはバロンよりは、大人のオスだし、良いよね~。

 

 

 

ルナ:それはそうなんだけど、もう少し落ち着きを持ってほしいですわ。後~、他のメス猫の前で、カッコ良く振るまったり

   チヤホヤされてるのが、見ててムカつきますわ。

 

 

 

ミー:それはさ~、レオンはモテるから、仕方ないじゃない。

 

ルナ:だとしても、限度がありますわ~。昨日だって~。

 

ミー:昨日?

 

ルナ:何でもありませんわ!

 

ミント:何々、気になる!

 

ミー:それもそうよね。何よ昨日って。

 

 

ルナ:昨日の夜、レオンと2人っきりで中庭で過ごすはずが・・・

   他のメス猫に用事頼まれたからとか言って、キャンセルされたのですわ!

 

 

ミー:うわ~、それは酷いわね。

 

ミント:おばちゃん、どんまいだね。

 

ルナ:この魅力溢れる私が、よりにも寄って、ドタキャンされるなんて・・・昨日は最悪な夜でしたわ!!!

 

ミー:レオンとは今日話したの?

 

ルナ:ガン無視ですわ!もう少し頭を冷やさせてから、考えますわ。この私がいかに大事な存在か、わからせて差し上げますわ!!!

 

 

ミント:(このおばちゃん、恋愛になると嫉妬深くなるんだな~。今いじる手もあるけど・・・

     さすがになんか気の毒だし、止めとくか。)

 

 

ミー:(私より年齢上なんだけど、どこか私以上に乙女なのよね~。)

 

ルナ:私達の話は、ここまでで良いですわ。ミントやキャメロットは、何か恋バナあるのかしら?

 

ミント:ミントはまだ小さいから恋愛とか、好きとか、よくわかんない!

 

ルナ:そう。キャメロットはどうかしら?

 

キャメロット:・・・。

 

ミー:キャメロットどうしたの?気分悪い?

 

キャメロット:私は・・・

 

ルナ:ん?

 

キャメロット:私はどうして他のオスにモテないのでしょうか!!!

 

ルナ:え?

 

 

キャメロット:そりゃあ~、私はルナさんみたいに、高貴で美しくはありませんよ~!だけど若さは負けてませ~ん!後、ルナさんと違って、性格も良いですし!

 

 

ルナ:若さ!?性格!?

 

 

キャメロット:ミーさんみたいに、のほほんって感じも、明るい雰囲気でもありませんけど~、

       ミーさんよりも、スタイルには自信がありますし~、ミーさんよりはるかに頭が良いです!

 

 

ミー:スタイル!?頭!?

 

 

キャメロット:ミントさんみたいに、可愛くもないですけど~、私は性格ひねくれて無いです~。

       なのになのに!どうして~!モテないのでしょうか~!!!

       不思議で不思議で、仕方ありませ~ん!!!

 

 

 

ミー:(オスにモテない)

 

ミント:(それは間違いなく)

 

ルナ:(このせいですわね)

 

 

 

キャメロット:世の中のオス猫は、頭の良くてスタイルもそこそこなメス猫より~、

       頭は悪かったり、性格ひねくれてたり、高貴だけどわがままなタイプの方が、

       やはり魅力的なんでしょうか~!!!私には理解不能です~!!!

 

 

 

ルナ:(この子は、マタタビで豹変するタイプでしたのね・・・。相当溜まってたのか、

    本音ダダ漏れというか、心の中でこういう事思ってましたのね・・・。恐ろしい子ですわ。)

 

 

ミー:(地味で存在感薄いだけの頭良い子だと思ってたけど、何気に私達への悪口言ってる所が、たち悪いわね・・・。

    ルナもミントも、そういう点では似てるけど・・・。)

 

 

ミント:(誰が性格ひねくれてるだ~!!!お前の好きな本でいっぱいにして、生き埋めにしてやろうか!!!

     初めて見た時は戦力外だと思ってたけど、こりゃあ要注意だな。)

 

 

ルナ:そうですわね~、キャメロットは毛並みも(そこそこ)綺麗ですし、見た目を磨いてみたらどうかしら?

   ほら~、オスって見た目が変わると、反応変わりますわよ。

 

 

キャメロット:見た目を変えたらモテます~?

 

ルナ:ええ、きっとモテモテですわよ~!

 

ルナ:(マタタビ癖を治せばですけど)

 

キャメロット:努力してみます!!!

 

 

ルナ:そろそろ次のテーマに行きますわ。皆さんは、最近はまってる物や気になってる物はあるかしら?

 

ミー:気になってると言うと、ルナのそのネックレス、また店員さんに新しい物買ってもらったでしょう?

 

ルナ:あら~、気付きましたのね~。

 

ミー:それだけ目立ってたら、嫌でもわかるわよ!

 

ルナ:このネックレスが、いかがされたのかしら?

 

 

ミー:どうやったら、ルナみたいに次々とネックレスとか装飾品買ってもらえるのかな~って。

   コツとかあったら教えてよ。

 

 

ルナ:そうですわね~。特別に教えてあげますわ。

 

ミー:やったー!

 

 

ルナ:お店の事務所に、パソコンがありますわよね。そこで時々、店員さんがネットの通販ページを見てますの。

   その時を見計らって、まずは事務所に入り、その店員に近づく。

 

 

ミー:ふむふむ。

 

ルナ:そしてPCの上にジャンプ!

 

ミー:その後は?

 

ルナ:その後は、目当ての商品のページが来たら~

 

ミー:来たら?

 

ルナ:パソコンの画面を、これでもかと肉球で連打ですわ!!!

 

ミー:ずこーっ!!!(あきれてコケル)

 

 

ルナ:その時に更にポイントがあって、肉球で連打しながら、

   顔は店員さんに欲しい欲しいアピールで目をキラキラさせるのですわ!!!

 

 

ミー:あははは・・・(苦笑)それで買ってもらえるの・・・?

 

ルナ:この私が、そこまで可愛くアピールしてるのだから、当然買ってもらえますわ~!!!

 

ミー:そうなんだ~。教えてくれてありがとう~。

 

ルナ:どう致しましてですわ~。

 

 

ミー:(ルナが、まさかそこまでアピールして買ってもらってるとは、思わなかった・・・。

    さすがに・・・これは真似出来ないかな~。)

 

 

 

ミント:(この年増猫、裏ではこんな事してたのか~。でもでもこの手は使えるな~。

     少しずつ店員さんと仲良くなって、ここぞといった時に

     試してみるか。なんたって、可愛さはだんとつでお店では勝ってるからな~!!!あはははは!!!)

 

 

 

キャメロット:(プライドを捨てて~行動も大事と~ メモメモ あ~、なんか頭がクルクルして気持ちいい~。あはははは~。)

 

 

 

ルナ:それはそうとミー。

 

ミー:なになに?

 

ルナ:明日から2週間のおやつ、情報料としていただきますわ。

 

ミー:そんなああああああああ!!!

 

ルナ:タダで情報教えてもらおうなんて、世の中、そんなに甘くありませんわ~。

 

ミー:(使えない情報なのに、情報料とられた~。私の・・・おやつ・・・。)

 

ミント:(恐るべしだな。ヘヘッ、この猫のおかげで、タダでお得な情報ゲットだぜ~!ラッキー!!!)

 

キャメロット:(あはははは~!!!)

 

 

 

ルナ:じゃあ、そろそろ際どいトークに移りますわ~。夜の営みについて。そうね、

   まずはミーから。

 

 

ミー:え?私から?そうね~、清い付き合いも良いけど~、そろそろバロンと結ばれたいかな~。

 

ルナ:ミーは、欲求不満なのですわね~。

 

ミー:そりゃあ、欲求も溜まるわよ!!!お店の外から毎晩毎晩、あんな声聴こえてきたら!!!

 

 

ルナ:あれは・・・耳障りではありますわよね~。私達と違って、自由に行動が出来るのはメリットだと

   思うけど、いつ、どこで、オス猫に襲われるかと思うと、怖いですわ~。

 

 

キャメロット:私は~、むしろ強引に襲われてみたいです~。

 

ルナ:はいはい。キャメロットは悪酔いしすぎですわよ。

 

 

キャメロット:全然酔ってなんか~いませんよ~。むしろなんか気分が良いです~。ルナさんやミーさんもそうは言ってても、

       少し憧れませんか?強引なオス猫。

 

 

ルナ:それは・・・///。

 

ミー:ねぇ・・・///。

 

キャメロット:やはりそうですよね~!!!オスは少々強引なワイルド系が魅力的です~!!!

 

ルナ:キャメロットの言ってる事も一理ありますわね。でも私にはレオンが・・・。

 

ミー:そうよね~。私にもバロンがいるし~、他のオス猫の事なんて・・・。

 

キャメロット:安定した日々が続くと~、メスはちょっぴり危険な事がしたくなると、私のリサーチ結果にあります。

 

ルナ:とりあえず今、幸せだから良いのですわ!!!

 

ミー:そうそう!!!

 

ルナ:あら?ミント、さっきからどうしたの?黙り込んで?

 

 

ミント:おばちゃん達の言ってる事って~、ようするにオスとの交尾の事だよね?

    ミント、まだそういう経験した事無いし、わからないや~!!!

 

 

ルナ:そうですわよね~。ミントには、まだまだ先の事ですわ~。

 

ルナ:(ストレートに交尾って言葉使うあたり、あなどれないですわね・・・。)

 

 

ミント:(キャメロットの言ってる事も間違ってはいないし、リサーチ力はたいしたものだぜ。

     にしても、おばちゃんが揃って交尾の事で顔を赤くしながら話すとは、本当うぶな連中だな。)

 

 

キャメロット:(世のオス猫にモテた~い!!!早く私を捕まえてくださ~い!!!)

 

 

ルナ:キャメロットも泥酔してますし、今夜の女子会はこの辺でお開きですわね。

 

ミー:そうね~。でも、普段とは違ってこうやって本音で話すのも楽しいね!

 

ミント:うんうん!楽しかった!!!

 

キャメロット:そうですね~!!!あはは!!!ルナさんがいっぱいいる~!!!

 

ルナ:第1回女子会、これにて終了ですわ~!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

(翌日、早朝、店内)

 

 

ミー:おはよう~。

 

ルナ:おはようですわ~。

 

ミント:おはよう、ルナおばちゃん!

 

ルナ:あ~ら、朝からちゃんと挨拶出来て、本当偉いわね~!!!

 

ミント:うん!!!

 

ミー:それにしても、昨夜は楽しかったわね!

 

キャメロット:昨日の女子会は、何があったのでしょうか?

 

ミー:きゃああああああ!!!!

 

ルナ:あら?キャメロット、おはようですわ。ミー、いい加減に慣れなさい。

 

ミー:そんな事言ったって、背後でいきなり声したら驚くわよ!

 

キャメロット:ミーさん、すみません。所で、私、昨日は何かやらかしたりしませんでしたでしょうか?

 

ルナ:特に大丈夫でしたわよ。

 

ミー:普通だったわよ。

 

ミント:うんうん。

 

キャメロット:そうですか。女子会の途中からの記憶が無いので、何かやらかしたかと思いました。

 

ルナ:気にし過ぎですわよ。

 

ルナ:(それは)

 

ミー:(見事に)

 

ミント:(色々やらかしたぜ)

 

ルナ:それじゃあ、今日も張り切って頑張りますわよ!!!

 

ミント:おう!!!

 

キャメロット:頑張ります。

 

 

 

 

ミー:(色々とわかった女子会だけど、楽しかったから、また女子会やりたいな。

    さてと、お店の準備準備~。)

 

 

 

 

 

終わり